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内なる心と魂の開発を 

20161015川上光正先生ブログ


 私は二十年前にはすでに〝こころの時代だ〟と訴えていた。十五年前から今日まで〝心と魂の時代〟〝心と魂の本質・哲理を究明する時代だ〟と力説し、その著書も九冊に及んだ。


 そして今、おそまきながら学校教育も、家庭教育も、社会教育も、さらに企業内教育に至るまで、心の問題を提起し始めた。


だが、心の問題を考えるには、心の深奥に迫り、その本質、精神の根源としての魂について、さらなる究明をしなくてはならない時にきていると考えている。


 家庭や社会で子供たちへの虐待や学校でのいじめ、非行、不登校、自殺なども増加の傾向にある。子供への危害も加害者の年齢が低下し、神戸で起きた例のA少年(当時十四歳)の事件でもわかるように、無差別に犯行が行なわれている。


その原因は何か、どのような動機だったのか、家庭でのしつけ・教育は、学校での教育・指導のあり方に問題はなかったのかと、大きな社会問題として、マスコミを含め、社会全体を巻き込んだセンセーショナルな事件としてクローズアップされてきた。


 心理学者、教育学者がこぞって、犯行の動機やその問題点の真相を究明しているが、確かな回答は得られていない。現在、なお、家庭裁判所で少年Aの心理分析を続行中だと聞くが今すぐに結論は出ないだろう。


常識ではとても考えられないあの残忍な犯罪行為を考えると、彼が所持していた衝撃の殺りくシーンがあるホラービデオの直接的な影響だとか、十四年間の抑圧された感情の爆発による凶行だとは断定できない。


ただ、私の著書『魂の意識体』の第三章の〝因果応報はカルマの法則〟にある魂の因果律を当てはめてみると納得することが多い。


 強いて言えば、ホラービデオによって少年Aの超潜在意識が覚醒され、彼の内なる傷ついた凶悪な混濁意識の影響によって犯行が行なわれたと考えてみると、本質的な動機や、問題の答が見つかるような気がする。


 この件については紙面の都合もあり、本書の主旨から遠ざかるので、ここらで割愛させていただく。


 企業内でのいじめや差別、会社ぐるみの企業犯罪も問題化しているので、これからの企業は、これまでの儲け第一主義を前提とした企業理念を見直し、会社幹部や社員の心の教育にも力を入れるべきである。


特に、心の知性とも言われるEQ(心の知能指数・ emotional intelligence quotient)を高める社員教育が必要である。人間の真の能力は、IQ(知能指数・ intelligencequotient)ではわからない。


社会や企業で成功するためには、IQ(知能指数)ではなく、EQ(心の知能指数)にある、と唱えているのがアメリカのダニエル・ゴールマン博士である。


 博士は来日の折、NHKや他のマスコミでも紹介されたが、その著書『EQこころの知能指数』(講談社刊)の中で、心の知能指数とは「知能テストで測定されるIQとは質の異なる頭の良さ」にあるとしている。


さらに「自分の本当の気持ちを自覚し、尊重して、心から納得できる決断を下す能力」「衝動を自制し、不安や怒りのようなストレスのもとになる感情を制御する能力」[目標の追求に挫折したときでも楽観を捨てず、自分自身を励ます能力]「他人の気持ちを感じとる共感性」「集団の中で調和を保ち、協力しあう社会的能力」であると述べている。


 しかし、誰しも前記の項目を全て達成できれば、文句なしにEQ(心の知能指数)は高いと思う。だが、わかっているけれど自分ではどうにもできない人、全然自覚していない人、また、現在、悩み苦しんでいる人の多くは簡単にその条件を満たすことはできないはずである。(次回へつづく)

(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)

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潜在意識を知ると自己変革が容易になる2 

20161001川上光正ブログ

 養老教授はいうまでもなく、四十歳過ぎに潜在意識に閉じ込められていた心的トラウマを、自己解放することができた。その後教授は、哲学や脳科学等の分野でも活躍している。


 一方、アメリカのクリントン大統領は子供のころ、アルコール依存症だった義父のロジャー氏(故人)が母親のケリーさん(故人)に向けてピストルを撃ち、弾がそれて壁に当たった恐怖の体験を「鮮明に記憶している」とアメリカの『グッド・ハウスキーピング』誌に告白している。


 この体験は、クリントン大統領が五歳になる少し前の出来事だったが「弾の当たりどころが悪かったら自分が死んだかもしれない」「義父が母を殺しそうになって止めに入ったことが、その後二度もあった」と、当時の深刻な家庭環境を話している。


 このような幼児体験(大統領の幼児体験は潜在意識から顕在意識へと表出している)は大統領にとっては、不幸な家庭に育ったことを弱みと国民が誤解するかもしれないが、逆に子供のころから「常に混乱を最小限に抑えようとしてきた、調停者として育ってきたのだ」とコメントしている。


 大統領就任第一期目の多少、武力を用いての平和的外交政策は気になるが、確かに幼児期から彼は家庭でも平和を守ろうとする意識が強く、大統領になってもそのことが影響していることは間違いない。


 クリントン大統領も養老教授も幼児期(四歳~五歳)の潜在意識だから、それなりに浄化しながら成長していたので、トラウマは魂まで傷つくほどのものではなかったようだ。

しかし、逃避も回避も攻撃もできない母胎内や乳児期のトラウマは、潜在意識下に深く根を張り、顕在意識上には上がってこない。上がってこないというより、本人自身が気づかないでいる場合が多い。


 故中村天風氏は、『運命を拓く』(中村天風著 講談社刊)の中で、潜在意識について次のように語っている。「なお、特に潜在意識について記憶すべき重大なる真理は、潜在意識こそは肉体の建設者で、また広い意味においての人生の建設者である」・・・「言い換えると、創造の働きを司る心であるということである」と。 

(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)

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