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リーダーは「棹」をどう入れたらいいか 

20161217川上光正ブログ


 知り合いの出版社の幹部と雑談していた折、こんな話を聞いた。


「先生、私の役職は編集長ですが、部下の編集部員からはいつも〝無視〟されています。


編集長なんかいてもいなくても同じですよ、といつも部下に言われてますし、たまにセキ払いしたときに、ああ編集長いたんですか、てなものです」


 彼は二コニコ笑いながら、さらに続けた。


 「先生、部下をそこまでにするのに苦労したんです。
部下が私の存在を忘れ、私なしで仕事ができるように育てるまでに・・・。


彼らは私を無視したほうがよい仕事をするんです。
ですから、どんどん無視してくれていい。私は彼らを無視しません。


いつも見て見ぬふりをして、彼らを見守っていき、しめるべき手綱はしめます。
最終的な責任はいつでも私が取る覚悟です」


 これを聞いて、私は感心した。


 ふだんは細かいことはいわないで、部下の能力を自由に発揮させるが、仕事にはいつも目配りして、責任は自分が取る――こういう態度が人の上に立つ者にもっとも重要だからだ。


 この編集長の言葉には、いくつか学ぶべきものが含まれている。


責任感の大切さ。


それから、部下が上司の助けなしで仕事を進められるようになるまでの人材育成の重要さ。


そしてもう一つ、「信頼して仕事をまかせることと放任は違う」という点である。


 部下に仕事をまかせっ放しにしてしまうことを、部下への信頼感を示すことだと思っている大がいるが、それは違う。


放任はまかせっ放しの無責任だが、真の意味で部下に仕事をまかせるとは、仕事を与え、見守り、適当にアドバイスをし、最後に責任を取ってやることなのである。(次回へつづく)


(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)

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潜在意識の活用で実在人生が変わる2 



 意識の奥底には、宇宙空間にも似た無限の広大さを持ち、自覚出来ない意識である深層意識が広がっている。すなわち私が説く潜在意識や超潜在意識である。


 日常的な思考、行動、価値観といった顕在意識は、その深奥に広がっている潜在意識の世界のごく一部、氷山の一角である。だから、心と身体が切り離して考えられないように、顕在意識と潜在意識を別のものと考えることはできない。


 というより、身体に与える影響は、潜在意識のほうが顕在意識よりもはるかに大きく、潜在意識が顕在意識の感覚や感情を支配し、さらには心身の不安や不調までもコントロールしているのである。潜在意識にひそむ。


傷‘が、その人の心や身体を痛め、ひいては、価値観や生き方にまで影響を与えている事例は、当研究所でいつでも確認できる。(詳しくは拙著の『美しい意識の創造』『魂の意識体』を参照)。


 私たちは「目に見える」「五官で感じる」もの=物質だけが、この世に実在するものととらえるのが誤りであるように、「自覚できる心」だけが心だと考えてはならない。


「目に見えない心」「目に見えない能力」=潜在意識の存在と潜在能力を信じ、それを顕在意識・顕在世界へと〝引き上げ〟て経営や仕事に、役立てなくてはならないのである。


 ビジネスの世界には関係のないことだと思う人には、次の言葉を引用しておこう。


 「潜在意識を活用すれば、正しい判断を迅速に、しかも楽々と行うことが可能です。(中略)人生で私たちが経験したことは、すべて潜在意識に入っています。その中でも毎日気を込めて繰り返し行った経験、または強烈な経験は、実在意識へ取り出して活用できるのです」
 京セラの創立者の稲盛和夫氏の言葉である。


 さらに稲盛氏は、新刊の著書『敬天愛人』(PHP研究所刊)の中でも潜在意識の重要性について次のように述べている。

「夢を確実に成就させるためには、強烈な意志と熱意が必要となる。『こうありたい』『こうすべきだ』という強い意志は、その人の奥底にある魂そのものからほとばしり出るものでなくてはならない」 (傍点は筆者)

「 『潜在意識まで透徹するほど強烈な願望を持ち続けることによって、自分の立てた目標を貫徹しよう』ということを、私は常々社内で言ってきた」

「強い願望であれば必ず、目標が成就される。それは願望が強烈であれば、自らの潜在意識にまで深く浸透し、その潜在意識下の願望が、本人が寝ているときでも何も考えていないようなときでも働いて、願望成就に至る行動をとらしめるからである」

 「単なる希望程度では決して成就しない。毎日毎日考え抜いて、潜在意識まで染み通っていくような、強烈な願望を持つならば、新しい領域においても必ず目標は実現する」

「私は、心に描いた通りに、ものごとは成就すると考えている。潜在意識が成功へと導いてくれるのである」とも述べている。


 稲盛氏は社是に「敬天愛人」とかかげ、愛や思いやりのこころ・慈善と博愛の精神をもった確固たる経営理念、哲学を持ち、企業活動のみならず、文化・社会活動にも参画し貢献している第一級のリーダーである。


そのような著名人が魂のことを訴え、潜在意識の存在に着目し、その可能性や重要性を説いているのは、実に興味深く、また心強い。


潜在意識に支配されてしまうのも、逆にそれを活用して仕事に人生に役立てるのも、その人の自覚しだいといえよう。


(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)


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