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リーダーはいつも期待感を表明する2 

20170725川上先生ブログ


人の能力とは、
たいてい潜在的なもので

初めのうちは隠されて
表面化しないものである。

いったん開花すれば
メキメキと成長するが、

開発されず潜在能力のままで
終わってしまうことも珍しくない。

それを開花させるかどうかは
リーダーの仕事であり、
責任でもある。

そのためには、

「その長所を迷わず伸ばしていけ」
「キミならできる」

とたえず期待して励まして
やることが肝心になってくる。


子どもを育てるお母さんがよく、
「もっと勉強しなきやダメじゃない」
「○○してはいけません」と
〝否定語〟を連発しているが、

これは育てる方法としては
マイナス面のほうが大きい。

禁止を強制する言葉を聞かされると、
子ども(大人も同じ)は萎縮するか
反発するかのどちらかである。

そうではなくて、
「そうするより、こうしたほうがもっといいぞ」
「ここをこう直せばもっと伸びるよ」という

〝肯定語〟をまぜて、
かならず成功の可能性を強く
示唆してやることが大切である。

そうした期待感の表明が
人を刺激し、発奮させ、
能力開発の糸口となり、

ひいては人材育成の
要因になるからだ。


期待感の表明とはつまり
可能性の暗示である。

暗示での表現の力は

人の潜在意識領域へ降りていって、
そこに潜む潜在能力を表へ
引っ張り出すことができる。

私は、暗示とは教育であり、
部下育成の第一のポイントで
あると思っている。


私か主宰する経営・暝想塾や研究所には、
自己探求や潜在能力開発を目的とした

会社の代表者や管理職、
その他さまざまな悩み、
心身の不調を持つ人が訪れてくる。


その人たちの潜在意識を解明しながら、
魂の傷を癒し、解放して

創造的自己変革の援助をすることが
私の責務だが、

なかにはたいへん困難な問題もある。

そんな状況のときでも私は
〝否定語〟を使わない。

 「絶対大丈夫、心配しなくていい」
 「迷いや不安は解消します。
大丈夫です。自分を信じなさい」
 「努力実践すれば、必ず結果は出ます」

 などと、断定的に成功の可能性を明言し、
期待感を表現する。

それが彼らの魂を癒し、
潜在能力を開発する第一歩となるからだ。


部下を育て、
さらに自分を成長させたかったら、

人にも自分にも
「期待感を表明する」暗示を
与えることである。

(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)


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リーダーはいつも期待感を表明する 

20170716川上先生ブログ


心理学の用語に「ピグマリオン効果」
という言葉がある。

ピグマリオンとはギリシャ神話に出てくる
キプロス王の名前。

彼は彫刻が巧みで、自分が作った
女性像の驚くほど素晴らしい出来栄えに
恋をしてしまい、

どうにか生身の人間に
変えられないものかと熱烈に願った。

神もこれを哀れみ、彫刻に
生命を吹き込んだので
王は彼女とめでたく結婚した。


この神話から転じて、人が人に対して
「こうなってほしい」「きっとそうなるはずだ」と

その潜在的可能性を
心から信じ、期待すると、

相手も必死でその期待に
応えようと努力する。

それが事を成就させる。


つまり、期待感の効用を心理学では
ピグマリオン効果と呼んでいる。

人の上に立つリーダーは、
この「人に期待して人材を育てる」方法
をよく心得ているものである。


幕末の長州で、高杉晋作や木戸孝充
といった逸材を数多く育てた
松下村塾の塾長・吉田松陰が、

この期待感の効用の〝名手〟
だったといわれる。

彼はどんな塾生に対しても、
短所よりも長所をいち早く見抜き、

それを集中的にほめ、
期待を口に出すことで
人材の能力を伸長させてやった。


たとえば、貧しい階級の出身で、
いつもビクビクと周囲の目を
気にしてばかりいる一人の少年塾生にも、

 「俊輔には周旋(政治折衝力)の才あり」
 と、その才能を見抜いて、

おまえには将来性がある
と期待をかけてやった。

俊輔とは、のちに日本の初代総理大臣となり
「周旋屋」の異名もとった伊藤博文である。
(次回へつづく)


(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)


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