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ヨガで実践力と管理能力を養う 

22-1針さしのスペシャルプレゼン02_1

<心頭滅却して舌に針を刺す筆者>

率先垂範の大切さは繰り返し
言うまでもないが、
率先垂範も度が過ぎると
逆効果である。

経営者や幹部はいわゆる
ヘッド・スタッフであり、
経営方針や経営戦略を決定し、

前線にあるラインが働きやすいよう
管理、活用し、組織を有効に運営して
いくのが本来の仕事である。

当然のことながら、実務作業は
ラインである構成員に
まかせなければならない。

ところが、率先垂範型のリーダーが
陥りやすいのが、
陣頭指揮をとりたがるあまり、
本来、部下が行なうべき作業、
部下に任せなくてはならない仕事まで
上司がしてしまうことである。

部下の仕事を「俺がやる」とばかり
取り上げてしまう。

取り上げないまでも、
何かと口出しをする。

自分が行動したほうが早いので、
部下に仕事を任せることが
できないタイプである。

こうした幹部やリーダーは、いわば
「働き上手の任せ下手」で、
一人の社員としては優秀だが、
管理者としては失格と
言わねばならない。

自ら率先して「実行してみせる」ことが
人の上に立つ者に必要なら、
自分はゆったりとかまえて部下に
仕事を任せることも必要。

任せることと実行してみせることの
使い分け、言い換えると、
管理と実践の両立が
リーダーには要求されるわけである。

ややこじつけに聞こえる
かもしれないが、
この管理と実践を両立させる能力は
ヨガによってかなり培うことができる。

Fotolia_151961804_Subscription_Monthly_M.jpg


なぜなら、ヨガとは、さまざまな
ポーズでわかるように、
非常に多角的な身体的鍛錬であると
同時に、高度な精神的営為で
あるからだ。

ヨガの語源が「統御」「結合」
「合一」にあるように、

ヨガとは自分の意識や身体のはたらきを
呼吸法や身体的訓練、修行によって
十全にコントロールし、

心身ともに完全に自己の
管理下において、

アートマン(魂=純粋精神)と
ブラフマン(梵=宇宙真理)の
結合・融合を果たすことである。

つまり、身体及び精神の究極的な
自己管理を目的とした
身体行の実践なのである。

心の営みであると同時に
体の鍛錬である。

自ら実践し、管理することを、
ヨガという一つの行為のなかで
両立しなくてはならない。

哲学的暝想、身体の修練、
どちらか一方だけに
片寄ってしまったのでは、
それはもはやヨガとは
呼べないのである。

ヨガの持つ実践と管理の両面性は
率先垂範の実行と部下の
管理・指導の両方が要求される
リーダーの立場に相通じる。

ヨガを学ぶことは人の上に立つ
人間にとって非常に有益である、
と私は確信している。

自己管理法、意識集中による
コンセントレーションの強化、
潜在能力開発、暝想による心頭滅却、
直観力、創造力、先見性の開発、
精神性のアップ、さらに呼吸法や
座法による身体的健康の充実

──リーダーに必要な資質を
養成するのに実にふさわしい
実践行、それがインド哲学から
派生したヨガなのである。


(拙著:『リーダーの精神哲学』 1997年発刊 より)


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