FC2ブログ

運動選手、アスリートのメンタル・トレーニング 

MP900424397[1]


試合での不安・緊張を克服する
     呼吸気法と瞑想
  


大舞台での勝利には身体的な能力のほかに心理的・精神的な技法・スキルが不可欠です。
2014年、ソチオリンピックのフィギュアスケートで優勝候補だった浅田真央選手は、団体戦のショートプログラムで「予想していたよりも緊張してしまった」と述べていました。
その結果、トリプルアクセルで転倒したのです。
ショートプログラムではトリプルアクセルの失敗、トリプルループがダブルになりそれも失敗。
フリーの演技では高得点が得られましたが結局、優勝を逃し6位に終わってしまいました。
優勝を逃した彼女の心に一体何が起こったのでしょうか。

浅田選手は、オリンピックで「金メダル」を獲ることを最終目標にしてきました。
長きに渉るキム・ヨナ選手とのライバル対決、最愛の母との死別。
これまでのスケート人生は色々ありながら、集大成としてオリンピックに臨み今季限りで引退することをマスコミに伝えていました。

浅田選手だけではなく多くのアスリートは大きい大会になるほど緊張するようです。
競技に集中すればするほど、心理的・精神的な緊張やプレッシャーは強くなります。
『脳の神話が崩れるとき』の著者、マリオ・ボーリガード教授はその著書の中で、
「瞑想的な修練を通して精神をトレーニングすれば、精神の健康や慈悲心、そして集中力などを司る脳の分野を意識的に活性化させることができる。さらに、メンタル・トレーニングは脳の構造そのものすらも変えてしまうことがあるのだ。」
と述べています。

そこで大切なのがヨガの呼吸気法と瞑想によって心身を制御・コントロールすることです。筆者の場合、1972年、ミスタージャパンコンテストで総合優勝しましたが、瞑想を取り入れていましたので、落ち着いて演技・ポーズが取れました。

心頭滅却による「舌への針刺し」は、舌下に動脈が流れ、神経が多く分布していますので、緊張すると舌がノドの奥に引き込んでしまい、一歩間違えば生命の危険すら感じます。
1983年、ヨガの本場・インドで、直径2mm、長さ45cmの大針を頬やノドに2本、そして舌に2本、合計4本差し込んだ時には多少緊張しました。
しかし、ヨガの呼吸気法と特別集中修法<サムヤマ>の瞑想状態で無事、大針を通すことに成功し、1200名の観衆から大喝采を博しました。

その後2006年、国立自然科学研究機構の柿木隆介教授との共同実験において、レーザー光線による痛覚のコントロールを行いました。

通常の3倍強いレーザー光線を左足の甲と左手の甲に照射しました。最初は普通の心理状態で痛みを測定、強烈な刺激に手足が引きつり強い痛みを感じました。
そのあと痛覚を制御・コントロールするためにヨガの呼吸気法と集中修法<サムヤマ>の瞑想状態に没入しました。
結果は、脳に痛みが伝わっていないことがf-MRIで科学的に証明され、その共同研究論文は「ヨーロッパ疼痛学会」より世界に発信されています。
柿木教授は「私はこれまで2800名ほど痛覚の検査を行ったが、川上さんのような事例は初めてだ。これはすごい、想像を絶するなぁ!」との賛辞をいただきました。

運動選手・アスリートが極度の緊張から解放されるには、ヨガの秘技である呼吸の調整と瞑想が不可欠です。
野球をはじめスポーツ選手などが大観衆の前で試合をしたり、競技に臨む場合、緊張感を持たず集中力を高めることが優勝への近道です。



癒しのA&A  川上光正 記



コメント

コメントの投稿















管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://kawakamiyoga.blog7.fc2.com/tb.php/163-6e545599